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税金の3つの役割とは?税金の在り方から考える消費税10%の意味とは?


納税は国民の「3大義務」の1つですね。

あなたも日常的に税金を払っていると思います。

 

しかし、そもそも税金の役割って知ってますか?

今回は税金の「3つの役割」を整理しました。

  • 税金についてよく知らない
  • 税金について学んでみたい
  • 消費税って必要かどうかわからない

というかたは是非この記事を読んでください!

 

税金の役割を知ることで、消費税についても考えるキッカケになると思います。

①公共サービス

「税金の役割」と聞いて、真っ先に思いつくのはこれだと思います。

 

司法、軍事、警察、行政などは民間ではできません。

だから、みんなのお金として税金で運営されます。

 

他にも高速道路建設やへき地のインフラ整備などは、民営化しても殆ど儲かりません。でも、誰かがやらなくては発展はありません。

 

このような、非営利的なサービスを行うための財源として税金は用いられます。

②所得再分配

「所得再分配」とはどういうことでしょうか?

 

例えば、高額所得者に対する税率の低いアメリカでは上位1%が持つ資産は、下位90%が持つ資産の総量よりも多いと言われています。

どうしても資本主義のでは、「勝ち組はより勝ち、負け組はより負ける」ということが起きてしまいます。

 

貧富の差が大きくなりすぎると、どうなるかというと、デモや暴動、はたまた革命、と人々のまとまりがなくなり、1つの国として運営ができなくなってしまいます。

 

高所得者の税率を高く、低所得者の税率を低くし、公共サービスは平等にすることで、所得を再分配する役割の一端を税金が担っているのです。

③インフレ/デフレの抑制

「インフレ」とはなんでしょうか?

「インフレ」は「インフレーション」の略で、物価が上がることです。

 

物価が急激に上がると困りますよね。

では、なぜ物価が上がるかというと、供給(製品やサービスの量)より需要(買いたい欲求)が大きいからです。

 

そこえ、たくさん税金をかけて更に物価を上げると、「それでもほしい!」という人は減ることから、物価が下がります。

 

同じように、「デフレ」つまり、物価が下がっている時は、税金を下げて、物価を更に下げると、需要が高まるため、物価を上げる効果があります。

 

このように、税金あるいは税率を変えることで、急激なインフレやデフレに対する調整をする機能を税金は担っています。

消費税は必要か?


ここまで、「税金」の役割を学んできました。

実は税金にはとても大事な機能があることがわかりましたよね。

 

さて、一番身近な税金と言えば、「消費税」ではないでしょうか?

2019年10月に消費税10%への引き上げが予定されています。

 

消費税引き上げに対するいろいろな意見が毎日ニュースとして飛び交っています。

ここで原点に返って、上述の3つの役割から、消費税が必要なのか?をいっしょに考えてみましょう。

消費税は逆効果?


まず、消費税は「逆」累進課税と言われることがあります。

どういうことかというと、高所得者、例えば年収3000万円のAさんと、低所得者、例えば年収300万円のBさんを比べます。

年収3000万円のAさんは生活に余裕があるので、年間の支出が1000万円だったとします。

 

年収300万円のBさんは生活に余裕があまりないことから、年間300万円を支出したとします。

 

この場合、Aさんにかかる消費税は1000万円×10%なので100万円ですね。一方でBさんは300万円×10%なので30万円です。

Aさんのほうがたくさんの税金を払っていますが、税率で見るとどうでしょうか?

 

Bさんは、年収に対して、10%の消費税を払ったことになります。しかし、Aさんは年収と比較すると、わずか3.3%しか税金を払っていません。

 

このように、収入に対して支出が大きくなりやすい低所得者のほうが、消費税の割合が高くなってしまう傾向があります。 

  高所得者Aさん 低所得者Bさん
年収 3000万円 300万円 
1年の支出 1000万円 300万円
かかる消費税 10% 10%
消費税額 100万円 30万円

年収に対する

消費税の割合

3.3% 10%

本当に消費税は必要か?


また、表のように、2018年のインフレ率は0~0.3%程度と、殆どインフレしていません。従って、消費税を上げてインフレの抑制をする必要はありません。

 

加えて、財務省HPでは消費税の増税の目的を

高齢化社会における社会保障の財源

出展:https://www.mof.go.jp/faq/seimu/04.htm

と記載しています。

 

確かに、社会保障の財源は税金です。しかし、消費税である必要はなく、赤字国債の発行で賄うこともできます。

 

赤字国債の過度な発行はインフレの危険がありますが、現在のインフレ率は前述の通りです。

表 日本のインフレ率(コアコアCPI※)の推移

出展:http://mtdata.jp/data_62.html#JCheikin

※格変動の大きい食料、エネルギーを除いた物価指数


決めるのは私たち自身


さて、今回は税金の3つの役割を学びました。

加えて、この3つ役割から見て、消費税の引き上げは本当に必要なのか?を整理してみました。

 

いかがでしょうか?

なんとなく、偉い人が話ていると「偉い人が決めたのなら間違いないだろう」と納得してしまいそうになります。

 

しかし、一度原点にもどって考えてみてほしいと思います。

なぜなら、このような政策は私たちや、私たちの子供の未来を決めることになるためです。

 

自分の未来は自分で決める!

そのために、税金だけでなく、われわれの身近なお金のしくみについて学ぶことはとても大事なことになります。

 

是非、お金について考えてみるキッカケにしてほしいと思います。