お金持ちは『金(ゴールド)』がお好き?その理由とは


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『金』というと、お金持ちがたくさん持っていて、とても価値があるイメージがありますよね。

 

でも、本当は『金』は役立たずで、金属としては落第生だって知ってましたか?

 

今回はそんな『金』について、資産運用の面からご説明します。

  • 金について知りたい
  • 資産運用について学びたい

という方は是非ご一読ください。

金は役立たずの金属


実は金は、「金属としてはあまり役に立たない」という特徴を持っています。

 

どういうことかというと、普通、金属は固くて丈夫なので、道具や建造物に使われます。

しかし、金にはその特徴がなく、むしろ、もろくて弱い性質なので、工業製品などにあまり使われません。

 

2017年のデータでは、金全体の需要に対して、歯科・医療・エレクトロニクスなどの産業のために購入されたのは、わずか9.5%にとどまります。

 

表を見ると、大部分は宝飾品や、個人投資などのために購入されていることがわかります。

表 2017年 世界の金需要統計

用途 量(ton) 割合(%)
宝飾品 2214 55.5
産業需要 380 9.5 
公的購入 366 9.2
個人投資 1028 25.8

車の部品などの工業製品に使われているプラチナなどは、車の売れ行きや景気に大きく需要が左右されるため、価格が大きく変動します。

 

産業にあまり用いられない金は、工業製品の売れ行きや景気による価格の変動が少ないのです。

地中にたくさん埋まってるけど、あまり採掘されない


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もう一つの特徴として、金は量が少ないことが挙げられます。

 

これまで採掘してきた金の合計は約18万tになります。

これは、プールの約3.8杯分の量と同じくらいです。

 

まだまだ地中には金がたくさん眠っていると言われていますが、

深く掘るにはコストがかかるために、金の採掘が急激に進むことがありません。

 

従って、そもそも絶対量が少なく、毎年供給量も安定しているため、『金』の急な値崩れが少ないのです。

 

以上から、金の価格は急激に上がったり、逆に下がったりせずに安定しやすいという特徴があります。

 

この良くも悪くも「安定」というのが金の最大の特徴になります。

金の価格は株と反対に動きやすい


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景気が悪くなると、株価が下がりますよね。

それは、株が売られるからです。

株を売ると現金が手に入ります。その現金をそのままにする人は少なく、もちろん、何かに投資をします。

景気が悪い時は、価値が変わりにくいものに人気が集まります。そう「金」です。

 

やがて、景気が良くなると、「金」が売られて株が買われていきます。

 

このように、株が下がると金が上がり、金が上がると株が下がるという相関が見られることがよくあります。

もちろん、必ずではありませんが。

 

お金持ちはリスクヘッジのために『金』を持つ


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金を持っておくと、景気が落ち込んで、株や不動産などの価値が下がってしまうと、それらを保有するお金持ちは困ってしまいます。

 

しかし、景気が下がっても、反発するように金の価格が自然に上がることが多いために、資産を分散し、ある程度の『金』を持っておくと、資産のトータルの価値が目減りしにくくなるのです。

このようにお金持ちにとって資産のリスクヘッジに使われることが多いのです。

 

単にお金持ちが金ピカが好き、ということではなく

大切な資産を景気の変動から守るための、いわば調節役として期待されているのです。

あなたの資産を守るため、ポートフォリオを考えてみよう


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このように、持っている資産を1つに偏よらないようにうまく分散させることを「ポートフォリオ」と呼んだりします。

 

自分の資産を運用する時には、それぞれの資産の特徴を良く理解し、上手に分散させることで、景気変動などのリスクを和らげることができます。

 

是非、ご自身の資産を増やしたいと思う人は、株や不動産、債券などの特徴を理解した上で、『金』を買ってみることも考えてみてはいかがでしょうか?

 

なお、当ブログは金の購入を勧めるものではなく、あくまで特徴を伝えるためのものとご理解ください。